2015/09/18発行 ジャピオン831号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第49回 アメリカ最古の農業祭り

 ボストンから車で北へ1時間ほど北上した所に、トップスフィールドがあります。ここは1818年に始まった、アメリカ最古といわれるフェアの開催地として知られています(今年は10月2日〜12日)。

 フェアとは、農業祭りと言ったら分かりやすいでしょうか。フェアでは、それぞれの農家から出品された農作物の品評会が行われます。当初は家畜のほか、トウモロコシなど数種類の作物の出品だったそうですが、今では幅広い作物が出品されます。

 入場の際には、入場料と引き換えに昔ながらのトークン(専用コイン)をもらいます。入場者に対してトークンが使えるゲートの数が少なく、係員に直接渡しても入場できますが、雰囲気を味わうためにはぜひゲートから入りたいところです。

 広大な会場の敷地には、納屋のような建物が並び、建物ごとに違った農作物を展示しています。子供たちに大人気なのは、ニワトリやウサギ、ガチョウなどの展示エリア。ケージに価格が表示されている場合は、その場で購入して連れて帰ることもできます。他にも、野菜や果物、花などの展示もあります。ただし多くが即売ではないのが残念なところですが、マサチューセッツ州ローカル品種の野菜などもあり、それを見るのも楽しいです。

 お祭りの要素もしっかりあります。食べ物の屋台が並ぶエリアでは、作りたての熱々フードが食べられます。ホットドッグやチュロスなど定番に混ざり、前回訪れた際にはなぜか「テンプラ」の店が大にぎわいで、日本のそれとは全くの別物でしたがおいしかったです。

 また、会場では馬車のコンテストが行われています。一人乗りで一頭立ての馬車は、とても優雅でした。荷馬車などは、開拓のため西に向かう人を連想させるような力強さを感じます。フェアにはつきものの移動遊園地やサーカスなどもあり、夜はコンサートが開催されます。10月は、会場や近隣の紅葉もきれいですので、ぜひ足を延ばしてみてください。
(Yabusaki)

第49回 アメリカ最古の農業祭り

会場で行われる馬車レース。荷馬車用の背が高く、頑丈な足を持つ馬が足並みをそろえて走る姿は迫力がある
農業に関連したイベントも数多い。写真は丸太を切る競技。ほかにも斧を投げる競技なども開催されている
青空の下、さまざまな妙技を見せるサーカス団は家族経営とのこと

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