2017/09/22発行 ジャピオン934号掲載記事

ボストン歴史街道

第28回 コップスヒル墓地

 ノースエンドにあるコップスヒル墓地は1659年に設立されて以来、少しずつ敷地を拡大してきた。ちょっとした高台に位置しているので、ビルが立ち並ぶ以前にはボストン湾もよく見渡せた。

 ここに眠るボストニアンの中に、約1ブロック離れた場所にあるオールド・ノース教会の管理人だった、ロバート・ニューマンがいる。彼はポール・リビアの「真夜中の騎行」により英国軍の侵攻を知り、周囲に知らせる手段として、教会前に二つのランタンを灯した。明かりはチャールズ川の対岸にも届き、侵攻の知らせは瞬く間にボストン中に広まったという。

 実はこの墓地、「真夜中の騎行」後の独立戦争では、英国軍が砲台場として占拠していた。墓石の一部が壊れているのは、砲台の練習の的になっていたからではないかといわれる。英国軍もなかなか豪胆だ。

Copp’s Hill Burying Ground

MAP
on Hull St. (at Snow Hill St.) Boston, MA 02113
墓地の名前は、かつての土地の所有者で靴職人のウィリアム・コップスから取られている。それ以前はノース墓地と呼ばれていた
同地は1974年、米国家歴史登録財に登録された。1万人以上のボストン市民が埋葬されている
歴史に名を残す偉人のものから、奴隷だった市民の無名のものまで、多種多様な墓石が並ぶ

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