2017/09/08発行 ジャピオン932号掲載記事

ボストン歴史街道

第26回 マンロー・タバーン

 前号では、独立戦争における植民地軍の本拠地「バックマン・タバーン」を紹介したが、そこから約1マイル離れた「マンロー・タバーン」は、当時同じ酒場ながら、大きく違う境遇にあった。同店は戦いを終えたイギリス軍に占拠され、彼らの暫定本部となってしまったのだ。

 イギリス軍は数の上では優勢で、一応勝利したものの、植民地軍の激しい抵抗で大きな被害を受け、再編成を余儀なくされた。ここに担ぎ込まれた同軍の負傷兵は100人以上だったという記録が残っている。店内には発砲跡もあるが、当時酒場で何が起こったかは謎のままだ。

 終戦後、同店は初代大統領のジョージ・ワシントンが食事をしたことで、もう一度世間の脚光を浴びた。2階には今でも、ワシントンが座った椅子とテーブルが残されている。

Munroe Tavern

TEL
781-862-0295
WEB
http://www.lexingtonhistory.org
MAP
1332 Massachusetts Ave.  Lexington, MA 02420
タップルーム。店主のウィリアム・モンローは、皮肉にも植民地軍として従軍しており、家族は戦火を逃れて避難していた
建物は1735年建設。35年後にモンロー夫妻が購入した
ジョージ・ワシントンが食事をしたといわれる2階席

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