2017/06/02発行 ジャピオン918号掲載記事

ボストン歴史街道

第13回 魔女の家

 17世紀に大規模な魔女狩りが 行われたことで知られる、エセックス郡セーラム。同地で1692年から93年に開廷された「魔女裁判」では200人以上が告発された。その裁判で裁判官を務めたジョナサン・コーウィン氏の旧邸宅が「魔女の家」として、当時の家具などを残したまま、資料館として公開されている。

 事の発端は、牧師サミュエル・パリスの娘ベティーと友人らが降霊術を行った結果、突然暴れるといった奇行を取るようになり、医師から悪魔つきと診断されたことから始まる。パリス牧師は使用人に、妖術を使ったと強制的に自白させた。その後、子供らの証言により無実の村人が次々と収監され19人が絞首刑となった。

 2001年マサチューセッツ州議会は、魔女裁判での犠牲者は無実であると公式に発表。数世紀を経て、疑いが晴れた。

The Witch House

TEL
978-477-8815
MAP
310 Essex St. Salem, MA 01970
17世紀に建てられたコーフィン氏の旧邸宅である「魔女の家」は、当時の村にあった建設物で唯一現在まで残っている
魔女裁判で絞首刑となった最初の犠牲者ブリジット・ビショップの墓標
ハロウィーンにはモンスターなどに仮装した人が全米から集まる

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