2017/05/12発行 ジャピオン915号掲載記事

ボストン歴史街道

第10回 ファニエル・ホール

 1760年代に、サミュエル・アダムスやジェームス・オティスら独立派が、英国の圧政に対して、抗議集会を行った場所、「ファニエルホール」は、「自由のゆりかご」と呼ばれている。

 1740年にボストンの中心に建設された「ファニエル・ホール」は、当初2階建てで、1階は市場、2階は集会室として利用された。1765年、英国は、植民地に対し、出版物や法律文書に収入印紙を貼ることを義務付ける「印紙法」を課した。この一方的な措置に、植民地の議員は反対する権限を持たなかったことから、独立派は、「(反論できる)代表者を置かずして課税はない」などと自由を求めて演説をした。

 現在でも2階は集会場で、2004年の大統領選の際、ジョン・ケリー上院議員(当時)が演説を行うなど、米国の意見を主張する場となっている。

Faneuil Hall

MAP
4 S. Market Building Boston, MA 02109
現在は3階建ての建物であるファニエル・ホールは、1761年に火事で焼失し、翌年の62年に再建された
バッタの風見。独立戦争中は「ファニエル・ホールの塔には何がいる?」という質問で敵と味方を区別したという
2階の集会室。ダニエル・ウェブスター議員とロバート・ヘイン議員の討論の絵が飾られている

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