2017/04/28発行 ジャピオン913号掲載記事

ボストン歴史街道

第8回 キングスチャペル

 キングスチャペルは1686年に、ボストン市初の英国国教会のチャペルとして創設されました。このチャペルは英国植民地政府の要請で建設されたのですが、この地に住む清教徒たちが土地の売却を拒否したため、苦慮の末、公営墓地内に木造チャペルを建設することになりました。

 1754年にピーター・ハリソンの設計により石造りの建物に改築されましたが、資金難のためチャペルとしては珍しい尖塔のない姿となりました。英国国教会離脱後は、ユニテリアン派の教会となっています。

 見どころであるチャペル内の鐘は2代目で、現在のものは独立戦争の英雄、銀細工師ポール・リビアによって1816年に製作されたもので、彼の生涯最後の作品でもあります。鐘はガイドツアーで見ることができ、今も礼拝前に美しい鐘の音を響かせて、人々を癒やしています。

King’s Chapel

TEL
617-523-1749
WEB
http://www.kings-chapel.org
MAP
58 Tremont St. Boston, MA 02108
教会としては珍しい塔を持たない外観。英国植民地時代から独立までの史跡を結ぶフリーダムトレールの一つとして多くの観光客が訪れている
内部は石と木が組み合わされたジョージアン様式。優美な円柱やシャンデリアが目を引く
1964年に設置されたパイプオルガンは6代目。キングス・チャペルは1786年にニューイングランド地方で初の音楽祭が開催された場所でもある

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