2017/04/07発行 ジャピオン910号掲載記事

ボストン歴史街道

第5回 パークストリート教会

 レンガ色の壁に白の時計塔がよくはえる、パークストリート教会。1810年建設の同教会は、米国史に残る二つの出来事の舞台となりました。

 一つは29年7月4日に行われた、奴隷制度廃止を訴える全米初の演説です。登壇した社会運動家のウィリアム・ロイド・ギャリソンはその後、アメリカ反奴隷制度協会の共同設立者となり、廃止運動の中心人物として活動しました。

 もう一つの歴史的瞬間は2年後の31年。コンサートで「MyCountry,‘Tisof Thee」、通称「アメリカ」という歌が初披露されました。イギリス国歌「God Save the Queen(女王陛下万歳)」に、米国を賛美する歌詞をあてたもので、現在の米国歌「TheStar SpangledBanner(星条旗)」が100年後の1931年に正式採用されるまで、実質的な国歌として親しまれました。

Park Street Church

TEL
617-523-3383
WEB
http://www.parkstreet.org
MAP
1 Park St. Boston, MA 02108
白い時計塔はダウンタウンのシンボル。隣には独立戦争の英雄たちが眠る、グラナリー墓地がある
復活祭やクリスマスは、大勢の人でにぎわう
1850年代の写真。低い建物が多い分、塔の存在感がある

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