2016/07/15発行 ジャピオン873号掲載記事

第3回 汗対策① 汗に強い肌メーク

 気温も湿度も高く、汗をかく夏は、化粧崩れが気になります。ウオータープルーフのファンデーションもありますが、安易にそうした商品に頼っても、化粧崩れは防げません。シミやくすみを隠すために、ついベタベタと厚く塗ってしまうのもファンデーションの落とし穴です。しかも、冷蔵庫のように冷えたオフィスなどの影響もあり、実は夏でも肌は乾燥します。

 今週は、汗に強い肌づくり、ファンデーションを使わなくてもいい化粧法を伝授しましょう。

〝耐汗〟メークの基本は肌の保湿にあり

 季節を問わず、基本はスキンケアです。化粧水パックによる肌の保湿は欠かせません。市販のパック用シートに化粧水(ブランドを問わない)をたっぷり含ませ、顔全体にシートを貼り付けるようにしてきっちり5分。そうすると、肌の奥まで水分が入ります。週に 2、3回時間があるときに習慣付けておき、大事な外出などのときは、化粧をする直前に行ってください。そうすると、化粧ののりも良く、長持ちします。

 ポイントは、パックを5分以上続けないこと。水分がいっぱいになり肌がそれ以上受け付けず、逆に水分を出そうとするため乾燥してしまいます。目元の保湿も忘れずに。目の周囲を手で軽く押さえるようにして、毛穴に水分を入れ込む感覚で。

 次が下地クリーム。化粧の乗りをよくするためには必要不可欠です。UVクリームは下地クリームの後ですね。日常生活なら、SPF30で十分。それ以上になると肌を傷めます。

決め手はコンシーラー

 そして、顔全体のトーンを整えるのはファンデーションではなくコンシーラーです。誤解が大きい部分ですが、実はファンデーションを使わずに仕上げるのがベスト。

 クリームタイプのコンシーラーを薄く、顔全体に丁寧にのばすだけで、ほとんどのシミ、くすみ、たるみを隠すことができます。指でのばすとヨレるので、必ずブラシを使い、その後スポンジでポンポンとたたいて余分なコンシーラーを吸い取ります。

 ちなみに、ファンデーションの代わりに肌色モイスチャライザー(tinted moisturi- zer)をお薦めします。これなら薄付きで、自分の肌の色を引き立ててくれます。言うまでもありませんが、自分の肌の色に最も近い色を選んでください。

 仕上げは固形パウダーを、ブラシでTゾーンと目の下だけにふわっと一筆ずつ。顔全体に付けないこと。顔のツヤがなくなってしまいます。

 汗をかいたら、ティッシュで押さえてから、固形パウダーをさっと一筆して直すと良いでしょう。

汗に強い肌メークのポイント

化粧の前に「5分間化粧水パック」で肌に水分補給をすると、化粧崩れしにくい

顔全体のトーンはファンデーションではなくコンシーラーで。ブラシでのばすこと

固形タイプのパウダー(左)と、NARSの色付きモイスチャライザー

メーキャップアーティスト
WATARUさん

東京生まれ。日本では舞台メークに携わり、2014年来米後は撮影用メークを手掛ける。SALONVIJINを拠点にメークレッスン、化粧品の買い物にも同行(80ドル/1時間)。アーティストとして個展も開く。microcosmo.info@gmail.com

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