2016/07/08発行 ジャピオン872号掲載記事

第2回 すっぴん美人の大敵「日差し」対策②

 ニューヨークでも野外やビーチへのお出掛けをする人が多くなってきました。日焼け止めの使用や、日傘や帽子、サングラスの着用など紫外線対策はバッチリのつもりでも、やはり完全に紫外線を遮断することは難しく、うっかり日焼けしてしまうことも多いかと思います。

 日焼けは医薬用語では日光皮膚炎とよばれ、軽い火傷のような状態です。英語でもサンタンとサンバーンがあるように、日焼けのレベルはさまざまではありますが、紫外線を浴びたらできるだけ早くアフターケアを施すことがとても大切です。ひどい日焼けで皮膚がヒリついたり、水膨れや痛みを感じる場合はすぐに皮膚科へ。

日焼けした肌を鎮静

 日焼けした後の肌は、熱が出たように火照っていますよね。紫外線によるダメージで炎症を起こしている状態なので、まずは冷やして肌を鎮めることが第一です。帰り道の移動や自宅に帰った直後、アイスバッグや氷水で冷やして軽く絞ったタオルを使って、肌を優しく冷やして落ち着かせます。顔だけでなく、腕や首、脚など全身をゆっくり冷やしましょう。

 また日焼け止めやメーク、砂やほこりなどの汚れも、そのままにしておくと紫外線によるダメージを悪化させる原因に。なるべく早くメーク落としで優しく丁寧に落とします。その際摩擦で日焼けした肌をさらに傷つけないよう、いつもよりたっぷりめの量をとって肌の上をすべらせるようになじませて落とします。肌の弱い人は、シートタイプや洗浄力の高いオイルタイプなどは避けた方が良いでしょう。

日焼けしたら
シンプルケア

 日焼けをしたら真っ先に気になるのはシミ、という人も多いでしょう。しかし日焼けをしたばかりの肌に、美白製品などの成分が肌に浸透しやすいタイプは肌の刺激につながる原因にも。目安として、肌の色が目に見えて変化していたり、皮がむける程度の日焼け時は、化粧水や保湿美容液などの後、保湿力が高く、重ためのテクスチャーのクリームやバーム、またワセリンなどを使用して肌を守りながらバリア機能を取り戻します。

 日焼け後のひりつきや乾燥が落ち着くまでは、シンプルな保湿ケアで肌のバリアの回復に専念しましょう。肌表面が整い健康的な状態に戻ったら、美容液やマスクなどの集中ケアで、新陳代謝を促してシミの原因を追い出す美白ケアも、若々しい素肌を保つのに効果的です。日焼け後の肌はダメージを受けてデリケートな状態。さらに肌状態を悪化させないためにも、外出時は紫外線対策もしっかり続けましょう。

日焼け後のケアアイテム

Brightening Sparkling Water Foam Cleanser (KANEIGE)

フランス産炭酸水を配合し、肌の代謝を促しながら汚れもしっかり落とす。ソフトピーリング効果もあり。

WHITE LUCENT MultiBright Night Cream (Shiseido)

資生堂が独自に開発した美白システムでシミのもとに働き掛ける美白クリーム。日焼け後のかさつき、ごわつきを軽減。

Tomato Seed Regenerating Faicial Serum  (Mi-Me)

トマト、ニンジンに含まれる抗酸化成分配合。日焼けした後の肌を元に戻す。

スキンケアコンサルタント
MAIKOさん

九州大学農学部大学院卒。約8年間、日本の大手化粧品会社で研究開発に携わった後、来米。肌に悩みを抱える人に対し個別にカウンセリングをし、最適な化粧品やケア方法をアドバイスするスキンコンサルタントとして活動している。
maikoskincare@gmail.com

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