2016/06/24発行 ジャピオン870号掲載記事

幸せ香りライフ

今月のテーマ

肉体の疲れを癒やす
④食欲不振にはスパイスを

 今年の夏は日米ともに暑くなるそうです。暑さで食欲が出ない時は、かんきつ系やスパイスの香りがおすすめです。レモンやオレンジ、グレープフルーツなどを使って、860号でご紹介したデトックスウオーターを作り、水分補給をすると良いでしょう。そこに、健胃作用のあるペパーミントを加えると清涼感も増すので一石二鳥です。

 また、スパイスの効いたカレーの香りも、夏バテによる食欲不振を解消してくれます。食欲がない時でも、カレーなら食べられるということはありませんか?それは、スパイスの香りに消化促進効果や食欲増加効果があるからなのです。食事前にスパイスやかんきつ系の香りを嗅ぐだけでも、同様の効果が期待できます。

 スパイスの香りとかんきつ系の香りは相性が良いので、ブレンドして食前に部屋に香らせるのも手です。食欲が全くない時は、これらの精油をホホバオイルなどの植物油で1%以下に薄め、腹部の胃腸の上辺りに塗り込むのもおすすめです。

食べ過ぎ飲み過ぎの時

 夏は、暑さで食欲不振になったかと思えば、逆にバーベキューやパーティーで盛り上がり、ついつい食べ過ぎてしまうという事もありますよね。そういう時も、スパイスの香りを上手に使いましょう。フェンネルやペパーミント、ジンジャーのハーブティーは消化を助けてくれるので、食べ過ぎた後は、コーヒーの代わりにハーブティーを飲んでみてはいかがでしょう?

 飲みすぎた翌日に二日酔いになり、ボーっとしている時は、頭がシャキッとするペパーミントやローズマリーシネオールの香りでリフレッシュしましょう。吐き気がある場合には、ミントやジンジャーの香りがおすすめです。

 そして、肝臓のデトックスを促してくれるかんきつ系、肝臓を強壮にしてくれるローズマリーのベルべノンタイプ、またフェンネルやキャロットシードなどの精油も、アルコールの分解を促し、老廃物を排出する手助けとなるのでおすすめです。アロマバスに入れて漬かったり、1%以下に希釈したものを皮膚に塗り込んだりすると良いでしょう。夏の不調も香りパワーで乗り切ってください。

素敵な香りライフを

 8カ月間にわたり、その時々の状況に応じた香りの楽しさや効能、取り入れ方などをお伝えしてまいりましたが、今回で最終回となります。香りの成分は体に働き掛け、香りの情報は脳を刺激し、私たちの恒常性を高めてくれます。また、かぐわしい香りは私たちの生活に彩りを与えてくれます。ぜひこれからも香りを上手に生活に取り入れて、心身ともに健やかな毎日をお過ごしください!

桜本リエコさん

LOHASコーディネーター、ARC認定アロマセラピスト。プライベートシェフとしても活動。www.yuruloha.com

今週の精油

ジンジャー(Ginger)

【学名】Zingiber officinales【科名】ショウガ科【抽出方法】水蒸気蒸留法【産地】インド・中国【ノート】ミドル【香りの系統】スパイス系【香りの強さ】強 【効能】消化液分泌を促進し、食欲を増す作用があるので、胃腸の不良を癒す手助けとなる。高濃度だと皮膚刺激があるため、ごく少量で用いること。妊娠初期は使用を避ける。

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