2016/05/13発行 ジャピオン864号掲載記事

幸せ香りライフ

今月のテーマ

精神の疲れを癒やす
②快適な睡眠を得る

 「春眠暁を覚えず」という表現があるように、春は気持ちのよい陽気のせいで、朝になったのも気が付かないということがありますね。それを言い訳に、お昼寝までしている私です(笑)。おそらく読者の方の中にも、この陽気に眠りを誘われている方も多いかもしれませんね。

 前回のコラムでも触れましたが、この季節はお天気や気温の変化により、自律神経が乱れがちです。さらに日照時間が長くなることによって、眠りを誘うホルモン「メラトニン」の分泌が低下気味になってしまいます。

 メラトニンは暗くなると脳内で分泌され眠りを誘い、明るくなると低下して目を覚ましてくれます。

 春は朝早くから空が明るくなるので、メラトニンが冬に比べて早く低下し始め、眠りが浅くなります。その結果、二度寝をしてしまうなど、すっきりと起床できないことが多くなります。またそのせいで、日中に眠気が生じてしまうこともあります。

食後にハーブティーを

 そんなときこそ、香りのパワーを活用して、夜の安眠を確保し、翌朝から活力がみなぎる1日を過ごしましょう。

 おすすめは、夕食後のカモミールティーです。鎮静作用のあるカモミールティーは副交感神経を優位にしてくれるため、就寝に向けて心身をリラックスさせるのに最適なのです。

 また、就寝時にベッドルームに精油の香りを拡散させておくのもよいでしょう。安眠といえばラベンダー。ただし、香りがきついと逆に覚醒してしまうことがあるので、「ほのかに」香らせるのがポイントです。ディフューザー(拡散機)がない場合は、ティッシュなどに垂らし、枕元から少し離れたところに置いておくとよいでしょう。

 841号でご紹介したマージョラムスイートの精油もおすすめです。副交感神経を優位にし、深い眠りを誘ってくれます。ラベンダーとマジョラムスイートのブレンドは、不眠対策の王道といえます。844号でご紹介したフランキンセンスも、安眠効果が期待できます。

クラリセージのお風呂

 そして、今夜からぜひ試していただきたいのが、体を緩めてくれるクラリセージの精油。ベッドルームに香らせてもいいですが、就寝前にクラリセージを垂らした、ぬるめのアロマバスに入るのはとても効果的です。深くリラックスでき、翌朝までぐっすりお休みいただけるでしょう。

 もちろん、香りだけに頼るのではなく、就寝時はカーテンを閉めたり、夜のお酒のお付き合いを減らしたりするといった工夫も必要になってきます。

 明日への活力を得るため、これを機に快適な眠りを手に入れましょう。

桜本リエコさん

LOHASコーディネーター、ARC認定アロマセラピスト。プライベートシェフとしても活動。www.yuruloha.com

今週の精油

クラリセージ(Clary Sage)

【学名】Salviasclarea【科名】シソ科【抽出方法】水蒸気蒸留法【産地】フランス【ノート】ミドル【香りの系統】ハーブ系【香りの強さ】中 【効能】心を穏やかにする優れた働きがあり、心身を緩めてくれる。エストロゲン様作用のある成分を含有しているため、月経前症候群(PMS)などの女性の体調不調の軽減にも効果が期待できる。アルコールと一緒に摂取すると悪酔いするので禁忌。使用後の運転は避ける。妊娠中の使用も禁忌。

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