2016/05/06発行 ジャピオン863号掲載記事

幸せ香りライフ

今月のテーマ

精神の疲れを癒やす
①五月病

 4月を境に新たな人間関係が始まったり、新生活をスタートさせた方も多いのではないでしょうか? 新しい生活に対応するため、ついつい頑張り過ぎて、精神的に緊張した毎日を送っている方もいることでしょう。

 そろそろ、少し慣れてきて、緊張がほぐれ始めるこの時期、逆に今までの心身の疲れがどっと出てきて、何もやる気が起こらなかったり、活力が湧いてこなかったり、ということもありますよね。これがいわゆる五月病です。

自律神経と香り

 特にストレスや緊張を感じていなくても、この季節は低気圧と高気圧が交互にきて、天候や昼夜の気温差も激しくなり、自律神経に負担を掛けてしまいがちです。そうなると、自律神経がうまく働かなくなり、集中力や記憶力が低下したり、プチ鬱(うつ)のような症状が現れたりしてしまいます。

 そんなときこそ、香りの力を借りてリフレッシュしましょう!

 ちょっと難しい話になりますが、香りを感知する嗅覚神経は、鼻の奥近くまで伸びていて、感知した香りの情報をダイレクトに脳の視床下部まで届けます。視床下部はまさに自律神経の中枢となるところです。従って、香りを扱うアロマセラピーは自律神経の働きを調整するパワーを発揮するのです。

 自律神経は、交感神経(闘争や逃走時に優位)と副交感神経(リラックス時に優位)の二つの正反対の働きをする神経から成り立っています。この二つがバランスよく、メリハリをつけて働くことが鍵になってきます。

香りの使い分け

 仕事や勉強をしている日中に効果的なのは、交感神経を優位にし、気持ちをリフレッシュしてくれる、かんきつ系の香りです。

 「疲れたなあ…」と感じたときや、何もする気が起きないときは、レモンやスイートオレンジ、ライムなどの精油をティッシュに垂らして嗅いだり、ディフューザーなどを使って部屋に香らせるのもいいでしょう。

 また、水やお茶にレモンやライムの果汁を搾って飲むのも効果的です。それ以外にも、ペパーミントやローズマリーシネオールのように、頭をシャキッとさせる作用のある精油を嗅ぐのもおすすめです。もちろん、これらをブレンドして楽しむこともできます。

 逆に夜は副交感神経の働きを助けるためにも、鎮静作用のある香りを楽しむようにしましょう。ラベンダーやローマンカモミールのように、気持ちを落ち着かせ、リラックス効果のある精油を選ぶといいでしょう。

 香りを使って自律神経を整え、活力に満ちた5月をお過ごしください。

桜本リエコさん

LOHASコーディネーター、ARC認定アロマセラピスト。プライベートシェフとしても活動。www.yuruloha.com

今週の精油

ライム(Lime)

【学名】Citrusaurantifolia【科名】ミカン科【抽出方法】水蒸気蒸留法【産地】アメリカ、ブラジル【ノート】トップ【香りの系統】シトラス系【香りの強さ】弱 【効能】かんきつ系の精油では珍しく、水蒸気蒸留で精油を抽出。かんきつ系特有の光毒性がなく使いやすい精油。気分を活気づけて刺激する働きがある。気持ちが落ち込んでいるときに使用すると、心を明るく元気づけリフレッシュしてくれる。

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