2016/03/25発行 ジャピオン857号掲載記事

幸せ香りライフ

今月のテーマ

花粉症のアロマケア
④アトピー性皮膚炎

 本格的にアロマセラピーを勉強するきっかけになった、私の花粉症の体験談をお話してきました。さらに、わが家の長男は幼いころ、アトピー性皮膚炎で苦しみ、いつも肌がカサカサ、腕や膝の関節はグジュグジュ。彼へのアロマケアも欠かせなくなりました。現在のアロマコンサルのお仕事でも、アトピー性皮膚炎のご相談が一番多いです。

 アトピー性皮膚炎のケアはアロマセラピーの得意分野の一つですが、万能ではありません。西洋医学、東洋医学、他の療法、それぞれ強みがあり、その人に合う、合わないがあります。まずは、今ご自分がしていいるケアに、アロマセラピーを取り入れるところから始めてみてください。

パッチテストをしよう

 アトピー性皮膚炎のアロマケアでおすすめしたい精油は、ジャーマンカモミールです。前回ご紹介したローマンカモミールとは品種が違いますのでご注意ください。ジャーマンカモミールの精油は特徴的な青色をしているのですが、この青色の成分こそが、抗ヒスタミン、抗アレルギー作用を有していて、アトピー性皮膚炎の治癒に力を発揮してくれるのです。また、これ以外にも抗炎症作用の成分も含まれていますので、アトピー性皮膚炎をはじめ、かゆみを伴うアレルギー性の皮膚炎にとても有効です。

 ただしジャーマンカモミールはキク科の植物です。従ってキク科アレルギーのある方はお使いになれませんので、注意してください。私自身、息子にキク科アレルギーがあることを知らずに使ってしまって、かゆみを悪化させた苦い経験があります。だからこそ、強く注意を促すようにしています。もし、アレルギーの有無が分からない場合は、ご使用前にパッチテストを行ってください(イラスト参照)。

おすすめの精油は?

 ジャーマンカモミール以外にも、ローマンカモミール、ラベンダー、ティーツリー、ゼラニウム、メリッサ、パイン(欧州アカマツ)などもおすすめの精油です。

 精神的ストレスが原因の時はラベンダーを、患部がグジュグジュしている時はティーツリーを、かき傷が多い時はゼラニウムを、かゆみがひどい時はパインやティーツリーを、というように、症状に応じて使い分けたり、ブレンドしてみてください。ご使用になるときは、必ず、ホホバオイルやワセリン、アロエベラジェルといった「基材」で1%以下に希釈し、患部に塗ってお使いください。精油の1滴が0・05ミリリットルですので、大さじ1杯の基材に対し精油は3滴です。

 アトピー性皮膚炎のケアは、一に保湿、二に保湿です。保湿を中心としたアロマケアから始めてみてください。

桜本リエコさん

LOHASコーディネーター、ARC認定アロマセラピスト。プライベートシェフとしても活動。www.yuruloha.com

今週の精油

ジャーマンカモミール (Camomile german)

【学名】Matricaria recutita【科名】キク科【抽出方法】水蒸気蒸留法【抽出部位】花【産地】ハンガリー、モロッコ【ノート】ミドル【香りの系統】ハーブ系【香りの強さ】強 【効能】抗アレルギー・抗ヒスタミン・抗炎症作用に優れ、皮膚のかゆみや炎症の緩和に威力を発揮する精油。同じカモミールでもローマンカモミールとは色、香り、効能が大きく異なる。キク科の植物にアレルギーのある人は使用できないので要注意。

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