2015/12/04発行 ジャピオン842号掲載記事

幸せ香りライフ

今月のテーマ

ホリデーシーズンに向けて
①ポマンダーを作ろう

 私と「香り」との出会いは 小学生の時。近所にスイス人の奥さんが引っ越してきたのがきっかけです。家族ぐるみで仲良くさせていただいて、彼女のお宅へよくお邪魔するようになったのですが、明らかに他の家と香りが違うのです。玄関にはポプリがキレイなガラスケースに入っており、あちこちに彼女の手作りのアロマクラフトが置いてあったのです。

 行くたびに、「これは何でできているの?」「これはどうやって作るの?」と彼女を質問攻めにし、まねをして作ったものです。そのほとんどは失敗に終わったのですが…。

ポマンダーの思い出

 その大失敗の一つは、ポマンダー(オレンジの表面にクローブをたくさん刺し、リボンをかけたアロマクラフト)作りです。アメリカではクリスマスの時期に見掛けることがあります。

 初めて彼女の家でポマンダーを見た時、今まで嗅いだことのない甘い香りにすっかり魅了されたのを覚えています。

 作り方を聞き、さっそくトライ。母にクローブがあるか尋ねると、あるにはあったのですが、ほんの少しだけ。しかも値段が高いから、全部は使わないようにというお達しがありました。

 オレンジの代わりに家にあったミカンにクローブを数個差してみたのですが、全然良い香りにならず、そのまま乾燥させてみたのですが、途中で腐ってしまいました。クローブがオレンジの果汁を吸い上げて乾燥させるという仕組みなのに、クローブの数が少なく、ほとんど刺さっていない状態であれば腐りますよね。しかも、ミカンでしたし…。ポマンダーを見るたびに、思い出します。

作り方はとても簡単

 ポマンダーの甘い香りには、この季節にぴったりの効能もあります。空気の浄化(殺菌消毒)、防虫、鎮静、加温など。加えて「幸運を呼ぶ」と言われており、なんだかテンションが上がりませんか?乾燥が厳しい当地の気候なら、失敗することなく作れますので、ぜひ今年のホリデーシーズンにはトライしてください。

【材料】 小さめのオレンジ1個、クローブ1/2~1カップ、シナモンパウダー大さじ2、3杯

【作り方】 ❶オレンジに十字にテープを貼り、リボンのためのスペースを確保します。❷空いているスペースにクローブを奥までしっかり刺していきます。この時、少し間隔を空けて刺しましょう(乾燥するとスペースが詰まるため)。❸紙袋に②とシナモンパウダーを入れてシェーク。❹袋ごと乾燥しやすい場所につるして1カ月ほど乾燥させます。❺袋から取り出してシナモンパウダーをしっかり落とし、テープを外してリボンをかければ完成です!

桜本リエコさん

LOHASコーディネーター、ARC認定アロマセラピスト。プライベートシェフとしても活動。www.yuruloha.com

今週の精油

スウィートオレンジ (Sweet Orange)

【学名】Citrus sinensis【科名】ミカン科【抽出方法】圧搾法【抽出部位】果皮【産地】アメリカ【ノート】トップ【香りの系統】かんきつ系【香りの強さ】中 【効能】鎮静、安眠、健胃、加温、育毛などさまざまな効能があり、胃腸系の不調、肩凝りのケアなど幅広く対応できる精油。比較的、誰でも安心して使うことができるが、光毒性が少しあり、酸化が早いため、開封後は半年をめどに使い切ること。

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