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在米日本人の健康と医療をサポートする「FLAT・ふらっと」がお届けする連載。アメリカで健康な生活を送
10〜13歳くらいの男女児を持つ親御さんに会うと、一度はカイロプラクティック(以下カイロ)健診にお子さんを連れてきてほしいと話をするようにしています。この年齢は、体が急激に成長し始める時期です。成長期の入り口ですね。同時に、スポーツなどの活動に熱中し始める時期でもあります。
この時期に子供が訴える痛みを、軽く受け止めることは避けたいです。部分的な痛みだけを見て、全体を見ないでいると、成長そのものに悪影響を与えるかもしれないし、大人になってからも問題が継続・悪化するかもしれません。ティーンエージャーの子供を持つ親御さんにお願いしたいのは、子供の訴えに耳を傾けることです。
カイロでは、体全体のバランスを診ます。「痛み」は症状に過ぎず、肝心なのはなぜ痛みがあるかです。
子供の骨を成長させる骨端(こったん)軟骨(成長板)がある部位が痛みます。つまり、膝や足首、腰など。これらは全て骨が成長する部位です。12歳から16歳くらいまで、特に男の子は短期間に急激に身長が伸びる子がいますが、こうした子供たちがスポーツをする時は注意が必要です。子供の体の成長について知識のない指導者の下で無理をすると、将来に大きく影響します。
この年齢の子供が痛みを訴える場合、スポーツ医学の専門医や、カイロプラクターに相談し、治療を受けることが勧められます。
当院はビジネス街にありますが、それでも乳幼児からティーンエージャーまで、実に多くのお子さんが、親に連れられて患者として来院します。膝の痛みを訴える12歳の野球少年や、腰や足首の痛みを訴えるフィギュアスケートの訓練生といった運動選手も多いですし、特にスポーツはしていなくても、「うちの子は立った時に体が傾いている」「一方の肩が上がっている」「いつも首が曲がっている」と、心配する親に連れられてくる子供もいます。
成長過程にある子供へのカイロ治療は、当然成人への治療とは異なるものになります。成長を阻害するようなことがあってはならないので。
子供の治療でカイロプラクターがすべきことは、まず正しい診断を下すこと。体全体の構造、姿勢、バランス、機能性をチェックし、子供が訴える問題や状態、痛みが、けがが原因か、体を酷使したための痛みか、関節や背骨の歪みが起因しているのか、または何らかの疾患があるのかなど、あらゆる可能性を踏まえて検査し、診断を下します。その上で、カイロ、理学療法、マッサージなどが有効な場合は、当院で治療しますし、手術が必要な場合は専門医を紹介します。
例えば、「踵(かかと)が痛い」といって来院したサッカー少年がいました。この少年にはカイロ治療で行うインソールを処方することがベストと判断。片方の踵にばかり体重がかからないようにし、左右のバランスを矯正。同時に足首を強化することで、踵の痛みを緩和することができました。靴のインソールの処方は、カイロプラクターの専門分野の一つです。
子供が訴える痛みの様子見は禁物です。体のバランスが悪いことによる足や膝の痛みは、腰の痛みにつながっていきます。
ジョン・J・ベルモンテ先生
John J. Belmonte, DC
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写真左。
右は新生児カイロ治療担当のラルフ・キャスティグリオーニ先生(Ralph Castiglione, DC)。
ベルモンテ先生は、NYカイロプラクティック大学卒。
専門は、腰痛、肩凝り、首の痛み、頭痛、手足のしびれ・関節の痛みなど。全米カイロプラクティック協会会員、ゴルフPGAツアー・スポーツ医学チーム所属。
East 53rd Street Chiropractic and Wellness院長。
East 53rd Street
Chiropractic and Wellness
211 E. 53rd St. (bet. 2nd & 3rd Aves.)
TEL: 212-980-4211
e53wellnessnyc.com
※日本人スタッフ常勤
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今月のテーマ:坐骨神経痛って何?病気? 症状?(前編) (Vol.26) 現代に生きる老若男女が健康
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3月17日(土)のセントパトリックデー(Saint Patrick’s Day。以下:聖パトリックデー)が近づくとニューヨークの街中が緑色の装飾で活気づく。一足先に春の芽吹きを感じさせるこの記念日は、アイルランドの血を引く人にとっては「盆暮れ」と同じくらい大事。大人も子供も大はしゃぎでパレード見物やアイリッシュパブに出かける。聖パトリックデーとアイルランド魂の真髄を紹介する。
今年のノミネート作品の傾向、出演俳優の話などを含め、授賞式の見どころを紹介していく。
ニューヨークも少しずつ春めいてきた。そろそろ夏休みの計画が気になり始める。特にお子さんのいる家庭では「サマーキャンプ、どうする?」といった会話が食卓でも上るのではないだろうか? 大自然の中で思いっきり身体を使うお泊まりキャンプから、ニューヨーク特有のリソースを利用する市内のデイキャンプまで選択肢は山ほどある。どうやったら2カ月を超える長い夏休みを子どもが退屈せず、かつ、親のストレスなく過ごせるか? サマーキャンプ選びのヒントを集めてみた。