
細部にこだわりが光る
オーダーメードのスーツ
今回はドイツ人のファッション・デザイナー、ヤスミン・オーゼリーさんにお話を聞きました!
――このお仕事に就いたきっかけは?
わたしはドイツ出身です。仕立て屋だった母親の元で育ちました。
4歳のころに編み物に挑戦したのですが、とても難しくてできず、10歳のころに再挑戦。編み物の雑誌で見た、お花のついたセーターを作りたくて母親に頼んだのですが「これは難しくて作れない」と言われてしまいました。そこで近所の人のところに雑誌を持っていったところ、作り方を教えてくれ、その結果とても素敵なセーターが完成しました。将来はファッション・デザイナーになろうと決心したのはそのときです。
ベルリンの大学でファッションデザインについて学び、在学中にはニューヨークで半年間インターンの経験をしました。ファッションに関して非常にレベルの高いニューヨークに感銘を受け、大学卒業後に再度来米。その後、たまたま知り合いの男性に作ったスーツが好評で、スーツのオーダーメードがたくさん入ってくるようになりました。
FITでさらに裁縫術を学んだ後、自身の会社を2007年に設立。現在はオーダーメードで紳士用のシャツとスーツ、最近では婦人服も手掛けています。
――作品の特徴は?
ハイエンドで洗練された服というのが特徴です。クリーンカットでスリムフィットなデザインのものを好んで作っています。肩の位置が高いドイツっぽいデザインで、少し制服のような印象を与えるものが得意ですね。素材はウールとカシミアをよく使います。
スーツは内部がとても重要です。芯地としてキャンバスの布を入れ、手で縫い合わせています。そうすることにより、がっしりとした胸囲に見えるし、末永く使用できます。また安物のスーツの芯地は接着剤で留められていることがほとんど。その場合ドライクリーニングに出すと接着剤がはがれ、スーツが傷んでしまいます。わたしの作るスーツは、ドライクリーニングに出してもそういった問題が生じません。
また肩の部分やフロントには馬の毛の「ホースヘアー」と呼ばれる素材を入れて補強し、より体を美しく見せる工夫もしています。
――スーツをクリーニングに出す頻度は?
スーツはあまり頻繁にドライクリーニングに出す必要はありません。シャワーを浴びた後、蒸気が残っている間にスーツを浴室の中にハンガーで干しておくと、シワが伸びてなくなりますよ。またシャツは、普通に洗濯機で洗うことをお勧めします。熱いお湯でシャツを洗うとコットンの素材でも縮んでしまうので、冷水で洗うのがポイントです。
――次の目標は?
制作に集中できるスタジオ兼ショールームが欲しいですね。また西海岸にも進出したいと思っています。

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