〈第11回〉 ダメージを補修しよう

日本からアメリカのサロンに移って、日本人はヘアケアの意識が高いなと実感するようになりました。当地の日本人以外のお客さまは「とにかく見た目重視」という人が非常に多いです。ハイライトを入れたボロボロの髪に、ろくにトリートメントもせず、さらに髪に負荷がかかるフラットアイロンを施術することも珍しくありません。特に髪が細くて柔らかい人は、こうなるともう、髪が千切れてしまう! 髪が健康でないと、理想のスタイルも作りづらいものです。

ダメージを過度に負った髪は、基本的に回復が難しく、極論、切り落としてしまうしかないのですが、好みのヘアスタイルを作りたい場合はそうも言っていられません。そこでトリートメントなどをうまく活用して、デザインとケアのバランスをとるわけです。

ちなみに、癖毛というのは1本1本が真っすぐでない状態で、ダメージを負った状態とは少し違います。癖毛の原因としては、髪の水分量が足りず、パサパサしていることが考えられるので、水分をより多く含んだトリートメント剤を使います。ストレートパーマを施術せずとも、トリートメントである程度クセを矯正することができそうです。

次回は「プロのオススメとは?」を解説します。

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11月の担当
ヘアスタイリスト
渡邉康則さん
東京都出身。2017年来米。「Momotaro Scarsdale (2 Spencer Pl.,2nd Fl., Scarsdale, NY 10583/www.momotaronewyork.com)」CEO。趣味はショッピング。