2017/04/14発行 ジャピオン911号掲載記事

今月の先生

伊藤さちよさん
日本舞踏家
伊藤さちよ舞踏団創設者・芸術監督

1972年から全米で日本舞踏の公演と創作活動を続け、ニューヨーク大学、ジュリアードスクールなどで教える。2008年に外務大臣賞、2011年にニューヨーク市長賞を受賞。大人と子供を対象に日本舞踏・沖縄舞踏教室を主宰。

Sachiyo Ito & Company

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六法

六法とは、もともと東西南北と天地を合わせた六つの方角のこと。歌舞伎で弁慶など荒事の強い役が、全身に力をみなぎらせ、花道を猛々しく退場するときの歩き方を指す。まずは立ったまま、お腹に力を入れて尾てい骨を下げ、腰を落とす。背筋を真っすぐ伸ばし、肩を下げる。

足を肩幅に開き、顔は正面に向けたまま、片足(写真は右足)を軽く前に出して斜めに構える。その状態から両腕を振り上げ、頭上で大きく丸を描くようにする。体の軸がぶれないように、お腹に力を入れること。

前に出した方の足(写真は右足)を蹴り出し、同時に同じ側の腕を、頭上で丸を描いた勢いのまま前に振り出す。このとき、お腹の底から「はっ」と声を出す。お腹にさらに力が入り、体幹の筋肉を使うことになる。

前に蹴り出した足を下ろし、腰をしっかり落とす。太ももが床と並行になるように両膝を曲げ、両脚と床の間に長方形を作るイメージで。重心を体の中央に置き、猫背にならないように注意しながら、上半身とお腹を真っすぐに保つ。

今度は左右の足と腕を繰り返し振り出しながら、一歩ずつ前進する。右足を出すときは右手を、左足を出すときは左手を出すことを忘れずに。

蹴り出した足を下ろすと同時にトントンと2回飛び、スキップを踏むように前進してもよい。体幹を支える筋肉と太ももの筋肉を使うので、5分もやればかなりの運動に。六法は、歌舞伎の登場人物が自分の強さを誇示する歩き方。1日の終わりにやると、ストレス発散にもなる。

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