2017/04/07発行 ジャピオン910号掲載記事

今月の先生

伊藤さちよさん
日本舞踏家
伊藤さちよ舞踏団創設者・芸術監督

1972年から全米で日本舞踏の公演と創作活動を続け、ニューヨーク大学、ジュリアードスクールなどで教える。2008年に外務大臣賞、2011年にニューヨーク市長賞を受賞。大人と子供を対象に日本舞踏・沖縄舞踏教室を主宰。

Sachiyo Ito & Company

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WEB
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MAP
405 W. 23rd St., #4G (bet. 9th & 10th Aves.)
立ち姿

日本舞踏は形の美しさが重視される。まずは基本の立ち姿から。背筋を伸ばそうと胸を張ると、お腹が前に出て腰が反る。これは、腰に負担を掛ける悪い姿勢の典型だ。そこで、お腹をぐっと引き、写真のように腰の後ろに左手をあて、尾てい骨を下げる。

かかとを上げて背伸びし、肩甲骨を下げるような感じで肩を落とす。このとき、へそからげんこつ一つ分下にある、丹田(たんでん)と呼ばれるお腹の中心に力を入れる。横から見たときに、頭のてっぺん、肩、腰骨(股関節の外側に出っ張った部分)が一直線上に並ぶのが正しい姿勢。

ゆっくり足を下ろす。お腹から息を吸ってかかとに流し、大地に足をしっかり着けるイメージで。腰を落とした正しい姿勢は腹部と背中の筋肉を使うので、エスカレーターに乗っているとき、スーパーで会計待ちの列にいるときなどに姿勢を意識してみるとよい。

すり足

すり足とは、床から足を大きく上げず、足全体で床をするように移動する歩き方。足をサポートする足袋を履いて行うのが理想だが、無い場合はソックスでも構わない。ツルツルですべりやすいナイロン製よりも、ある程度摩擦が生じる木綿製の方がよい。

お腹に力を入れ、尾てい骨を下げた「立ち姿」の状態で、腰を下ろして安定させる。両膝は自然に軽く曲げた状態。手で着物、または洋服の袖口をつかみ、体のエネルギーが外に逃げないようにする。

ゆっくり息を鼻から吐くタイミングで片足(写真は右足)ずつ前に滑らせる。お腹に力を入れ、上半身は真っすぐ伸ばしたまま腰で歩くイメージで、腰骨と床を並行に保つのがポイント。腹部と太ももの筋肉に効いてきたら正しく歩けている証拠。歩幅が大きくなりすぎないように要注意。

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