
今回は、ジュエリーデザイナーのku.さんに突撃インタビューです!
――このお仕事に就いたきっかけは?
日本のアートスクールでは、プロダクトデザインを専攻していました。卒業後、しばらくバイトなどしてから、旅行で来たことがあったニューヨークに渡りました。当時はあまり深く考えずに、この場所を選んでいたんです。来米前にはよく海外旅行をしていたのですが、旅先でアクセサリーなどを作って売りながら旅行するイスラエル人のバックパッカーを見て、「楽しそうな生き方だな」と思っていました。それもあって、ニューヨークへ来てからジュエリーメイキングのクラスを取ったんです。プロダクトデザインの場合は、コップから車まで幅広くいろんなものをデザインしますが、実際に作るのは工場。デザイナーが最後まで作るわけではありません。ところがジュエリーは最初から最後まで自分一人でできるので、それが自分の性格に合っていたし、おもしろいと思いました。3年前にブランドを立ち上げて、今はニューヨークと東京の計7店舗で展開しています。
――ku.さんのデザインについて教えてください。
前から自転車に乗るのが好きで、よくインターネットで自転車のパーツをチェックしていました。ある日、パーツの造形がとても美しいことに気づいて、これをネックレスにしたら見栄えがするんじゃないか、と思いついたんです。ペダルや車輪、フレームなどをモチーフにした、ペンダントヘッドやピアスなどを制作しています。今作っているのは、自転車の車輪の中央にあるハブというパーツ。実際に使えるものを、シルバーで手作りしています。これはジュエリーというより、彫刻と言った方が近いですね。
――ku.さんの作品のように、大振りのジュエリーをステキに身につけるには?
そのジュエリーが気に入ったのなら、細かいことは気にせずに、堂々とつけるのが一番いいと思います。ここはアメリカなので(笑)、サイズが大きくても、自由に好きなように身につければいいんです。
――これからの目標は?
自転車乗り用のウエアを作っている人や、メッセンジャーバッグを手作りしている人など、自転車関係の仕事では、スモールビジネスの人が多い。たとえ細々とでも、長く好きなことをやっていける世の中に、僕がしていきたいですね。