
今週は、ソーホーの帽子店「arth」の店長、藤田雄治さんに突撃インタビューです。
――ニューヨークに来たきっかけは?
生まれは神戸です。大学卒業後、父親の経営する印刷会社で働いていたのですが、ずっと「30歳までにアメリカに住みたい」と思っていました。29歳の時、実家の事業をたたむことになり、求人誌の広告に応募して、東海岸の日系の会社に就職しました。その後体を壊して仕事を辞めることになったのですが、その時大学時代のアメフト部の先輩から連絡があったんです。その先輩は、日本の帽子店「株式会社栗原」の米国法人の社長をしており、カリフォルニアからニューヨークへ進出する準備中でした。それが縁で、この会社に2006年に入社し、物件も自分の足で歩いて探して、07年5月にニューヨーク店を開きました。
――お店にはどんな帽子が?
中折れ帽と呼ばれるフェドーラ、いわゆるカンカン帽のボーターハット、バケツをひっくりかえした形のバケットハット、クロシェ、ベレー、ハンチングなど、オリジナル製品を中心に、1300点以上の帽子があります。似合う品を探すポイントは、クラウンという帽子の山の部分。丸顔の人は丸いクラウンなど、顔の形と似たものを選ぶと良いと言われます。ですがその日の服装によっても違いますから、まずは被って、全身鏡で見てみてください。
――帽子の今の流行は?
ショートあるいはスティンジー・ブリムと呼ばれる、小さいつばのフェドーラが圧倒的に売れています。ニューヨークはファッションに関しては保守的なので、黒とグレーがよく出ますが、女性にはパープルやボルドーなどもかわいいですよ。ちなみに夏の帽子には編んだものが多いですが、編み目が割れてしまうと取り返しがつきません。着脱の時はクラウンのピンチをつままずに、つばを両手で持ってください。秋冬物には防水スプレー、ブラッシングも長持ちの秘訣です。
――忙しい毎日、どのように健康を維持されていますか?
雑誌『ターザン』に載っていたエクササイズ・メニューを、2年前から週に4〜5日、帰宅後にやり始めました。3種類の腹筋200回、プッシュアップ、ダンベルと30分以上のメニューです。これで10キロ痩せました。あとは土曜の朝、公園でフラッグ・フットボールを練習しています。チーム名は「サムライ・ジャイアンツ」。やってみたい方、ぜひ声をかけてください!