
今回は、優しい絵柄が特徴の雑貨ブランド、「Atsuyo et Akiko」の向江朗子(あきこ)さんにお話を聞きました。
――ブランドを立ち上げるまでの経緯を聞かせてください。
東京造形大学絵画科を卒業後、大学院進学を目指して来米しました。その後、ゲーム『FINAL FANTASY』のキャラクターデザインなどでも有名なアーティスト、天野喜孝がちょうどニューヨーク進出を果たし、彼のソーホー・スタジオで働くことになったんです。この職場で出会ったアメリカ人男性と結婚し、娘を授かりました。ブランドを一緒に立ち上げたビジネスパートナーのあつよさんとは、NYUの語学学校時代からの友人で、家族ぐるみの長いつき合いです。娘の手がかからなくなった頃、服飾の世界で活躍していたあつよさんと、「何か二人でできないかなぁ?」と話したのがきっかけで、2007年にパリとブリュッセルに行ってアイデアを収集し、その後即、サンプルを作ってショップを回りました。すぐに数店に置いてもらえるようになり、『Vogue』誌にも掲載されと、順調な滑り出しでした。会社の設立、ウェブサイトの立ち上げ、初めはどこで物を仕入れればいいのかも知りませんでしたが、友人たちの助けを借りて、すべて二人でやり抜きました。
――どんなブランドですか?
写真から起こしたデザイン画を、バッグやTシャツ、クッションなどに、手作業でシルクスクリーン・プリントして作っています。バッグやTシャツにある「SARA」シリーズは、ブルックリンのアンティーク屋で、私の娘のために買った人形のサラが主人公。サラの友だちの動物や、パリに住むいとこのジュリエットなども登場します。また私はアクセサリーが大好きで、子どものころ母のものをこっそり使ったりしていたんですが、そんな風に母と娘で共有できるジュエリーラインも増やしています。
――ところで、お肌がとてもきれいですね。お気に入りの化粧品は?
友人が誕生日にプレゼントしてくれたのがきっかけで、「Jurlique」を使い始めました。化学薬品を一切使わずに育てられた植物を使ったスキンケア・ラインで、香りがとってもいいのです。
――これからの夢を教えてください。
パートナーのあつよさんも、近々双子のママになるんです。流行を追うのではなく、一生持てる、自分たちの子どもにも残せるようなものを、二人で作っていきたいと思っています。