
今回は、ファブリック・デザイナーのユウ・オカノさんに突撃インタビューです!
――この仕事に就いたきっかけは?
私の母は手作りが大好きな人で、料理やケーキ、私の洋服など家のものは何でも手作りでした。その影響もあり、私も子供のころから毎日絵を描いたり、一人で何かを作ったりしていましたね。美大を卒業した後、東京の大塚テキスタイルデザイン専門学校に通ったのですが、自分の技術や創作力をもっと磨きたいと思い、テキスタイルという分野にも未知の可能性があると感じたので、アメリカで教育を受けたいという願いが強くなりました。そこで、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインのテキスタイルデザイン科に進学し、卒業後はいったん帰国して、自分が通っていた専門学校で6年間教えていました。その間も自分の作品を作っていたのですが、それが日本に来ていたキュレーターの目に止まり、1998年にMoMAの「Contemporary Japanese Textiles」という展覧会で展示されたんです。その後、アーティストとして成功したかったので再び来米し、以後ニューヨークで活動を続けています。
――どんな作品を作っていらっしゃるのですか?
花や葉っぱ、木の幹など自然のものをモチーフに、日常生活の中で目についたものを形にしています。また湿度がある感じや、ザラザラ感など、触感を大切にしていますね。スカーフやバッグ、布を使ったネックレスやコサージュなど、速度の遅い古い織り機で制作した、「手作り感」を大事にしたアイテムを作っています。今は、アジア・ソサエティーのミュージアム・ショップなどで販売しています。
――スカーフなど、日常で使う布製品のお手入れ法を教えてください。
虫はウール製品が大好きなんです。いったんそれを食べると、ほかのコットンなども全部食べてしまうので、ウールの洋服は、1回着たらなるべくほかの洋服とは別に保管しておくと良いですよ。袋に入れて密封し防虫剤を入れたり、虫が嫌いな匂いのするヒノキやシトロネラ、イトスギのチップや精油をタンスに入れたり、ハンガーにかけたりすると良いでしょう。
――今後の夢は?
私のファブリックに、花などほかのものを組み合わせてレイアウトし、アートとしてプレゼンテーションした写真を集めて、イメージブックを出版したいと思っています。