
今週は、『マッド・インポーツ』のファウンダーでオーナーのローレルさんに突撃インタビューです。
――マダガスカル島製のクラフトやバッグを輸入販売し、収益の一部を同島に還元するようになったきっかけは?
もとは父が1992年に始めた事業です。父はエンジニアだったのですが、40代の頃、観光でマダガスカル島を何度も訪れているうちに、島の手工芸の素晴らしさと人々の素朴さ、貧しさに心を打たれ、彼らのために何かできないかと思って始めました。現在はラフィアを使ったバッグや小物を主に扱っていますが、当初は、押し花と手すきの紙を使ったカードなどを輸入販売していました。
私自身も、幼い頃からクラフトやファッションに興味があったことと、父が歳を取って、島と行き来することがだんだん困難になってきたことなどから、2003年に事業を引き継ぎました。商品はホールセールとオンライン販売。04年にニューヨーク・タイムズに取り上げられてから、様々なメディアで紹介されるようになって、軌道に乗りました。日本では、United ArrowsやBeamsでも販売しています。
――マダガスカル島や島のクラフトの魅力って?
島には約18の部族が生活していて、実に様々な文化がミックスされています。民族的には東アフリカ系とマレーシア系が多いようです。宗教はアミニズムとキリスト教が主。祖先を敬い、家族の結束が強い。ユニークな慣習が今も色濃く残っています。そして、島の人々はとても器用で、色彩感覚も素晴らしいですね。島には刺繍やペイント、ペーパーワーク、木彫りなど多岐にわたるクラフトがありますが、それらの大部分は外部の人たちに知られず、地元のマーケットで販売されるのみ。
マッド・インポーツの商品は、デザイナーのジャミアと私でいろんなデザインを考えて、島の人たちのアイデアも取り入れながら、共同制作しています。
――バッグも小物もとてもおしゃれで使いやすいと評判ですが、どんな女性に使ってほしいですか?
「good spirits」を持った人。「value」が分かる人。とにかく今は何でもバカみたいに高いでしょう?ブランドネームに惑わされず、「このクオリティーでこの値段なら納得」と、常識的な判断ができる人、そして「cool」な人に持ってもらいたいな。