
今回は、老舗デパートのバーグドルフ・グッドマン内、エスティ・ローダーのブースで働く真理さんにお話を聞きました。
――この業界を選んだ理由は?
日本では広告営業や、ホテル関係などの仕事をしていました。ただ学生の頃から友達にメイクをしたりして、この業界にはずっと興味があったんです。最初にニューヨークに来た時は短期の語学留学でしたが、すでにこの街に住む予感がしていました。知人の紹介でまずはメイシーズの香水担当としてこの業界に入り、同僚のメイクアップ・アーティストなどからたたきあげで学びながら、『Saks Fifth Avenue』や『Henri Bendel』でも経験を積み、現在の職場で働くようになりました。
――高級デパートの化粧品売り場をうまく活用する方法は?
敷居が高く感じる人や、同じ商品の値段が他の小売店より高いと誤解している人もいますが、そんなことはないんですよ。逆にエスティの『Private Collection』のように、そこだけの限定商品に出合えることもあるんです。またアメリカのデパートの化粧品売り場にはプロのメイクアップ・アーティストが常勤しているので、本当に困った時に、アドバイスを受けることができる場所でもあります。
――美容上気をつけていることは?
水分補給をたくさんして、肌のベースを整えることです。そのために、必ずトナーをコットンに含ませてパッティングした後に、基礎化粧品をつけています。硬いスポンジがすぐ水を含まないように、まず肌もやわらかくしなければ、どんなに良い化粧品をつけても効果はありませんから。
――おすすめ春メイクは?
ブライトなピンクのリップと、肌を美しく輝かせるメイクです。エスティでは「Pure Color Crystal Lipstick」の「Coral Reef」が日本人の肌に合うピンクだと思います。またハイライトの「Face Glow」をリキッド・ファンデに混ぜて使うと、輝き肌を演出できますよ。
――理想の女性像はどんなものだと思いますか?
創業者エスティ・ローダーの言葉に「すべての女性は美しい」というのがあるのですが、世界中から来られるお客さんのそれぞれを、年齢を問わず美しいと感じるので、一つだけの理想像はないですね。これからもメイクアップを通し、「自分がきれいである」ということを再認識するお手伝いができればうれしいです。